絶望書店日記

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絶望書店主人推薦本
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!

※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。



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2001/6/29  絶望石はじめました

 坂本正治氏のウェブ店舖では石も売り出すそうです。それを識って、あたくしも石を売り出すことを想いつきました。
 坂本氏の店は厳しく吟味した美術品としての美石をあつかうようですが、当店ではそのへんで適当に拾ってきたなんの変哲もなき小石に&lt;絶望石&gt;と命名して販売いたします。
 注文を出されてから、100円以上のお好きな金額をお振り込みください。できるだけ面白味のない形象の石ころを調達して発送いたします。なお、定形外郵便は最低120円掛かるため、それ以下の金額をお振り込みになられた場合は、砂粒のようなものになりますので豫めご諒承ください。
 この&lt;絶望石&gt;を手に邪心無く不乱に願えば、たちまちにしてどなたでも深き絶望が味わえるという效能が込められてございます。
 この手の代物はより多くの金額を払い込むほど、より多くの效能が顕れることが心理学上も証明されておりますが、ひとたび夢から醒めるや效能は雲散、倍する反動さえ生ずることもまた宇宙の摂理でございます。&lt;絶望石&gt;の優れているところは、冷静に考えるようになる刹那、さらに深い絶望が襲ってくるところにございます。
 つまり、皆様方の期待を絶対に裏切らない商品であると、絶望書店が自信を持ってお贈りいたします。

 本とは何ぞ?! 最終章に記したような塩梅で世界最初にして唯一の採算の取れているウェブマガジンとして皆さまにご愛顧いただいている絶望書店といたしましては、コンテンツ事業の新たなる道を開闢することこそ第一人者としての使命ではないかと、ここに想い到った次第でございます。
 ウェブ上に限らずコンテンツ事業の現在急務の難題は、形無きものでいかに銭をふんだくるかという点に集約されております。
 皆様方は必ずしも物質以外に金を払うのを惜しんでいるわけではなく、なんらかの物質交換儀式を欠いたまま料金だけを払う行爲に照れておられるだけであると、絶望書店主人の卓絶した理論に裏附けされしあまりに鋭い洞察力は絶望書店開店以前より喝破いたしておりました。
 この素晴らしき炯眼は、たびたびお布施をうながす文言を繰り返し発してきたにも関わらず、実際にお布施を施した方がたったおひとりしかいなかったという事実で証明されております。&lt;絶望石&gt;を介在することによって、爾後皆様方もなにほどの憂いなく気持ちよくお金を払うことができるようになるわけです。
 もとより、絶望書店に於きましては本にその媒介の役を担わせてきたわけですが、本はやはり好みということもございますし、また種々の制約もございます。&lt;絶望石&gt;であるならば一切の制約なく、いくつでも購入することができることでしょう。なにせ、諸氏が野外に放置すれば瞬時にして自然石へと還る、地球環境を100%損なうことのなき比類なき完全商品でございますので。
 根源的再編成が迫られているあらゆる分野のコンテンツ事業の将来は、まさしくこの&lt;絶望石&gt;の行方如何に掛かっていると申せましょう。

 もちろん、介在物なき交換を爲さんとす勇気ある諸氏のお布施もこれまで同様にしてお受けいたします。お布施をした上で絶望書店の画面を一心不乱に拝めば、深き絶望を味わうことができるでしょう。
 また、&lt;絶望石&gt;を握り締めながら絶望書店の画面を拝めば、さらに格別の味わいもあるはずです。
 其の時こそ、本を買って読むとはどういうことなのか、内容と物体にはいかなる相関が存すのか、畢竟、本とはいったい何であるのかを読み解くことが能うと、本の悉くを考えに考え尽くした絶望書店主人はここに宣するものであります。


2001/6/27  坂本正治を読みたまへ

 ウェブと印刷媒体とを問わず、現在もっとも優れたる文章であると絶望書店主人が認むるところの『屑籠通信』が、ようやくまとめてアップされました。なかなか広く皆さまの眸に触れるようにならないので、よっぽどあたしが勝手にアップしてやろうかしらんと想い詰めておりましたところでもあり、まことに結構なことではあります。
 本とは何ぞ?!に記したような塩梅で一年以上前に発見してからずっと感心させられてばかりで、「悔しいな何とか見返してやりたいな」とあたくしも対抗して日記などしたためはじめたのですが、どうもなかなかにしてあそこまでの境地には達せませぬ。敵はきちんと毎日書いてるのですから、最初から勝負にも何にもなってないわけではありますが。
 諸氏も絶望書店日記なぞ読んでいる暇があるのなら、あっちを全部読みなさい。

 坂本正治最初の著作である『ニューヨーク武芸帳』も読んでみることです。
 あたしも一年間探索してようやく先日一冊掘り出したところで、あんまり売れなかったのだろうと推察いたしますが、却っていまのお若い方のほうが読んでピンと胸に来るものがあるのではないかと愚考いたします。前途渺茫たる学生さんには殊に強く推奨いたします。
 いずれかの棚に並べましたので探してみてください。まあ、絶望書店のお客であればどこにあるかはすぐお判りのことと存じます。図書館に行ってもありますし。

 なにやら、お店もはじめられるようで、ほんとは開店してからリンクを張ろうと想っていたのですが、なかなか幕が上がらないので痺れを切らしたような次第です。
 ワントウワン・マーケティング協議会とかいうののスペシャルレポートでも、あたしが識る限り唯一読むに値する瞠目すべきメディア論やマーケティング論を展開されているのに、実践となるこの店舖はずいぶんとまたギャップがあるのが逆に興味を掻き立てるところです。
 いや、まだ準備段階のこととて評価は早いのですが。この店の挫折とその後の成長具合も、メディアと情報の流れに格別の執着を持つ絶望書店主人の大いに注視するところであります。
 文章はあちらのほうが優れていても、メディアとしてはまだまだ絶望書店のほうが上という余裕であります。もっとも、絶望書店以上のメディアなどというものをあたしくはついぞ観たことがないのですが。
 そろそろ顕れてくれてもよさそうなもんだとは想っております。


2001/6/22  西和彦降臨

 あたくしこと絶望書店主人は人類史上初となる最先端の事業をまさしく展開しておる冷徹かつ抜け目ない切れ者の起業家であるからして、2chのベンチャー板のチェックは朝な夕なに欠かしたことはございません。
 このところ低調だったベンチャー版でしたが、西和彦を叩くスレに今週から本人が登場するようになって、俄に賑やかになってまいりました。

 あたしは95年に何故か某大学に潜入して西さんのインターネットに関する授業を受けたことがございます。
 西さんの授業は全学生が質問をしないといけないことになっておりまして、微妙な立場だった当時の西さんにはほんとはいろいろ訊きたいこともあったのですが、テンプラ学生の身でもあり「インターネットを征するのはブラウザかプロバイダーかコンテンツ企業か?」なんてな無難に時節柄ベタな質問をあたしは発しました。
 「そのいずれでもない、勝利するのはユーザーだ!」てな、これまたベタベタなお答えが返ってきて、あの頃の経営者としては最先端の考えではありながらも西和彦の言葉にしてはひねりがなくて喰い足りず、ツッコみを入れたいところでしたが、三時間半休憩無しのどっぷり濃い授業にへろへろになっていた軟弱者のあたしは引き下がりました。
 いまから考えてみるに、2chで叩かれる現在の己の姿を見通していたとしたら、なかなか重みのあるお答えではありました。まあ、判っていたこととは云え、エライ世の中にはなったものです。

 西和彦本人が2chに顯現したことに驚いたり疑ったりしている方が多いようですが、あの西さんの性格に鑑みれば2ちゃんねる登場は必然、むしろ遅すぎたと申せましょう。
 えーと、性格というのはドキュソの厨房ということではなく、社員を集めてはやたらと討論会を開いたり、自分からあちこちの大学に売り込んでは学生と対話したりといったことが大好きだという意味です。あの一番ヤバくて忙しかったはずの時期に音質は穏やかなる機関銃トーク三時間半途切れ目なし爆裂の授業で、その半分以上が学生とのやりとりだったわけですから、2ちゃんくらいは何でもないでしょう。まったくもって、タフであります。ただ座って聴いているだけだったあたしのほうはへろへろです。

 2ちゃん登場が遅すぎたというのは、取りも直さず解任が遅すぎたということであります。
 あの授業の頃は、興銀の救済が入ってアスキーもひと山越えたところでした。ほんとなら経営者解任が当然のはずが、ほかに代わりがいないということで西さんは温存されました。もっとも、西和彦がいればこそ通産省も小さな出版社の救済に動いたのでしょうが。あのとき裸一貫で放り出されていたらどうなっていたかとは想います。やはり、アップルを追い出されたジョブスのことが頭を掠めたりして。
 聖地を追われたジョブスはUNIXだのオブジェクト指向だのネットワークだの大容量光ディスクだの最先端ながらもありものの部品を組み合わせてNeXTで、商売的にはともかくとして見事にその後の流れを導き出しました。そして、経営危機に陥ったアップルに再び迎えられ、今度は最先端でもないありものの部品を集めてiMacでまた新しい流れを生む。
 ピクサーにしてもそうですが、同時期に同じようなことをやった者はほとんど失敗していますからジョブスの才能ではあるのですが、やはり時流というものもございます。インターネット勃興期だった6年前に西さんが追い出されていたらどうなっていたか、じつはこのあたりをまさしくその時期の西さんに質問でぶつけてみたかったのですが、やはり想い切って訊いておくべきでしたでしょうか。
 いや、いまも案外面白い時期ではあり、今後に注目なんですが。うぬぬ、MSX・・・・

 2ちゃんの書き込みのキレっぷりに対する皆さんの反応を見ていると、西さんの人柄はあまり識れ渡っていないように感じます。ゲイツやジョブスにはいい評伝がいろいろあるのに、西和彦についてはあまりない。これはやはり、日本のジャーナリズムはレベルが低いということです。考えてみますれば、あたしもよく識りません。
 西さんの例の親爺転がしはあぶく銭を引き出すことよりはネット上の政治方面のほうが時局柄有効活用できそうな気もいたしますが、西さんのネット絡みの政治信条やあるいは親爺連中とどこまで握り握られしているのか、あたしにはさっぱり見えてきません。2ちゃんへの急速な順応は、なにやら期待も抱かされますが。
 直接訊けばいいと仰るやも知れませんが、なんでも直接訊けばいいというもんでもない。それなりに相応しい方々にもちっと頑張ってもらいたいもんです。いまこそパンク・ヒーローとして若向け雑誌で特集組むべきだと想いますがね。
 2ちゃんねるだって、いつもの<ご本人さん登場!!>のパターンにはまっていて、そのパターンでしか対応できていない。低レベルのジャーナリズムとあんまり変わりません。
 それでも、せこいNeXTとも云うべきTOWNSではやっぱりジョブスのようには自由にならなかったのだなあとか、いろいろ発見はありました。殊にあの有名な『スター・ウォーズ』の逸話が真実だったとは2ちゃんねるで初めて識りました。あんな莫迦話がほんとのことだったのかい!!ニッシー!?

 あの6年前の授業を受けたころのあたしの予測に概ね沿ってインターネットは流れてまいりましたが、小さなところは違っています。その小さなところこそやはり決定的に大きいなと、西さんの2ch登場であらためて想い識らされた次第でございます。

 7/29 西和彦降臨2も参照のこと。
  


2001/6/10  奇禍に遭う人々

 少年犯罪データベース作成のために昭和39年の事件記事すべてに眼を通したわけですが、少年犯罪以外にも妙な事件の多い年でありました。
 少年犯罪にもいくつかありますけど、工場が爆発したりとこの年は爆発事件がじつに多い。中でも印象に残るのが渋谷にあった東海大学でのロケット爆発事故でございます。

 ロケット工学研究クラブが製作していた1.3メートルのロケットが爆発して学生さんがひとり爆死してしまったのです。日本のロケットがほとんどゼロに等しい時代に、学生だけのプロジェクトで完成直前に挫折してしまったわけです。
 こんな感想もどうかとは想いますが、なんかいい話だなあと感じてしまいます。ロケットというのは挫折に美を形成する不思議な代物ではあります。到達の不可能性にこそ絶対的な美しさが宿る。あたしは成功したロケットには見事になんの興味も湧いてきません。
 ちょっと調べてみますと、なんと!このロケットは宙を飛ぶのではなく、海底に潜って泥や砂を採集するという世界初の画期的なものだったのです!!うーん、なんか凄い!!サンダーバードみたい!!
 いまでも東海大ではロケットに熱心なようですが、この海底ロケット<海オケラ号>について掘り起こしてレポートを挙げてもらえんものでしょうか。
 いったいどんな推進力で海中を進むのか、どうやって操縦するのか、ロッカーにしまおうとして本体にあるふたつのスイッチに誤って触れてしまったようなのですが、なんで本体にスイッチがあるのか、なんで燃料が入っているか、どうもよく判らんことではあります。

 4歳の時に行方不明になった娘が5年後にテレビの『こまどり姉妹の日曜日』に映っているのを父親が見つけて、めでたく再開を果たしたなんてこともありました。初めきょとんとしていた娘は、父の呼ぶ妹の名前を覚えていたためすべてを想い出したそうです。
 おそらくは映りの悪い白黒テレビにちょこっと出ただけの5年も逢ってない娘を見つける父親というのは大したもんです。モニターの解像度競争なんてものの意味も考えさせられます。妹の名前に反応する娘にしても、ひとの能力の不思議さであります。よかったネ。
 はたまた、登校途中にクマに食べられてしまった北海道の小学生の女の子もおりました。かわいそうだネ。

 女将がこつこつ貯金してやっと開業したばかりの池袋の旅館で、同じ日に違う部屋で殺人と心中が同時に起こったなんてこともございました。大晦日だったりして、まことに災難であります。
 いずれも30代の人妻でして、一方は売春の客に殺され、一方は若いツバメとの心中でございます。昔の人妻はみだれておりますな。いまの世代は道徳的に遥かにマシになっておりますよ。

 あたしくがもっとも心搏たれたのは、26歳の元自衛隊員がもてないことを悲観して手製の爆弾で自殺を図った事件です。この男はわざわざ荒川の営業中のバーに行って爆発させているのですな。
 バーは壁も崩れて全壊したのですが、幸い死んだのはこの男ひとりでした。
 留めようとした客が手首から先を吹き飛ばされたりして、もう災難としか云いようがありません。
 このバーの名前が<青い鳥>だったりして、なにやら深いような浅いような、そんな話でございました。

 君よ!少年犯罪を識っているのか!?とデータベースを少し書き足しましたので、もう一度読み返すように!!
 サルベージされた「少年犯罪を考える」のミラーサイト!!とくに時代順のデータは順番に読むように!!昔は酷い事件がじつに多い!!
 成年の犯罪はもっと酷いのが多かったのですが。いまはじつに平和で、まだまだ昔にはまったく追いついておりませんな。年寄りはほんとに忘れているんでしょうな。「少年犯罪を考える」にある1964/12/27の新聞記事は必読!!
 またいつ消滅するやも知れぬので、いまのうちにデータを保存し、受け継いでいくように!!


2001/5/29  ツタンカーメン王のマメ

 あたしはヒストリーチャンネルが好きでよく観ています。伝記物も戦記物も、もちろん歴史物もじつによくできてておもしろい。ただ、歴史物の最期に吉村作治が顔を出してきて、学者でなくとも云えるようなどうでもいい感想を述べるのだけはいかがなものかと想っておりました。
 先日そんな吉村作治の話をぼーと聞いてると、ツタンカーメンの墓から見つかり発芽に成功、栽培されたと称され広まっているエンドウ豆はまったくの出鱈目であると云っておりまして、おっと想いました。あたしもあのツタンカーメンのエンドウ豆の話は胡散臭いと常々感じていたのですが、はっきり嘘だという説明を聞くのはこれが初めてのことでした。
 吉村作治によるとこの豆を増やして配り始めたアメリカのおばちゃんが冗談を云っただけのことで、日本では弥生時代の遺跡から出たハスの種の発芽に成功した実例があるため広まったのだろうということです。
 ほんとだとしたら、このアメリカのおばちゃんは大したハッカーで、このツタンカーメンのエンドウ豆は見事なバイオウイルス(変かい?)となるわけです。
 もっとも、吉村作治が嘘を云っている可能性もありますが。この人は「ブードゥー教がどうして蛇と虹を結びつけるのか判らない」とか、あんたほんとに考古学者かいと首を傾げるような発言が多いのですが、これが嘘だったらなかなかやるなとあたしは見直すんですが。
 また、あたくしが嘘を云っている可能性も大いにあります。この人の記憶はまことにあてにならず、いま聴いたことも忘れていて、あたしはまったく信用しておりません。そもそもツタンカーメンの墓からエンドウ豆なんて出ていないとかいう話も云ってたような気もしますが、どうにも自信がありません。
 ウェブで検索してみると500ほどのページが出てきて、皆さん何故が素直に信じて一様に歴史の雄大さに感激し、あるいは一生懸命栽培して配ったりしています。嘘だと云う方はひとりも見つけられませんでした。とにかく豆は順調に増殖しております。
 ためしに英語で検索すると日本人が書いたページばかりで、日本だけで広まっていることだけは確かなようです。

 出鱈目な話に騙されてる莫迦な人たちであることだなあということを云いたいのではございません。その逆です。
 ウェブを観て廻ると、日々のくだらない事件や政治なんかにくだらない感想を綴ったようなものばかりでして、愚息もげんなりしてきます。それに比べるとツタンカーメンのエンドウ豆の話は遥かに上等であると想います。あたしはと申しますと、林檎の新製品情報に一喜一憂する情けない状態に十年ぶりにハマっておりまして、とても他人樣のことをとやかく云えた身ではございません。
 いくら何でももうちっと大きい物語が欲しいものです。こりゃ不況にもなりますわな。
 ツタンカーメンのエンドウ豆は、喰えば普通のエンドウ豆よりうまいに違いありません。たぶん、あたしも喰うとそう感じると想います。よくよく考えてみますと普通のエンドウ豆だって古代から綿々と連なっているはずで、いや、何千年も墓の中でただ惰眠を貪ってただけのツタンカーメンのエンドウ豆なんかより遥かに悠久の歴史を伝えるもののはずなんですが、やっぱりツタンカーメンのエンドウ豆のほうがうまいと感じると想います。
 これが商売の基本というものでありますな。メディアの基本でもありましょうか。とくに本なんかはこういう力がすべてのはずなんですが。

 噫、ツタンカーメン王よ。畢竟、希望のともしびは過去と死者の国にしか存しないのでしょう哉?答え賜え。ツタンカーメン王よ・・・・

  2003/1/28  ツタンカーメン王のマメ2も参照のこと。

 
 
   



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