絶望書店日記

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絶望書店主人推薦本
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!

※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。



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2001/2/8  女馬賊萌え

 あたくしは生まれてこのかた小説やまんが以外で女馬賊という存在を一度も観たことがないのではと人生行路を顧みて想うのですが、何故か去年になって三回も立て続けに対面してしまうことになりました。
 ラピュタ阿佐ヶ谷で全通し上映をやってたため初めて観た岡本喜八映画の上原美佐 、水野久美、『いまに見ておれ』の稲垣美穂子の三人です。

 えーと、一応云っときますと、馬賊というのはチンギス・ハーンでもインディアンでもフン族でもなく、20世紀前半の満州で活躍し、日本軍とも国民軍とも中共軍ともソ連軍ともよろしくやりながらもうまい具合に手玉に取り、最後にはおそらく中共軍に全滅させられてしまった、実在したらしいけどあまりそれとは直接関係のない、日本人の大陸幻想のなかだけに棲んでいる義侠的盗賊団のことであります。もちろん、団体さんでお馬さんに騎っております。
 お三方とも瞠若たらしむ如くにすこぶる魅力的で、あたくしはこの歳になって初めて、己が女馬賊に萌え萌えであることを見出すに至ったのでありました。この場を借りまして、はなはだ僭越ではございますが、皆樣方に発表させていただくような次第です。

 まあ、戦闘美少女の一種なのでしょうが、特別な戦闘能力があるわけでもなく、却って嫋やかさが強調されてしまったりするところがよろしいような気がいたします。日本女優がカタコトの日本語で中国娘を演じるというのも、何かしら琴線に触れるものがあるような気もいたします。本物の中国人では、ここのところがもひとつ違ってくるのですな。

 事ここに至って最大かつ急務なる問題は、この崇高なる萌え萌え心が満たされる場が腐敗しきった現代社会に於いて、寸分たりとも見つけること能わざるという嘆かわしき現実でございます。まんが以外で眼にすることはまずありませんからな。
 女馬賊の風俗でもできないものでしょうか。あたくしは毎日でも通い詰める決意を胸奧に固めているのですが。
 女馬賊ですから、もちろんのこと馬が不可欠となります。となりますと、都心のせせこましい店では如何ともし難いものがございます。
 幸いバブル崩壊によって廃虚同然になってしまったゴルフ場などが郊外にいくらもございますから、こんな処で営業できぬものでしょうか。何か法律に触れたりするのでしょうか。
 べつに脱いだりする必要はないのですが。そもそも、脱いだりすると女馬賊だと判らなくなってしまいますからな。
 一緒に焚き火を囲んだりするだけで充分満ち足りた想いが味わえるかと存じます。

 考えてみますれば、コスプレパーティーやコスプレ居酒屋なども都心の窮屈な場でやるよりも、このような開放的な処で開催するほうがよろしいような気がいたします。コミケなんかもゴルフ場のほうがよくはありませんでしょうか。
 何か問題があるのでしょうか。もう、やっていたりするのでしょうか。
 これからは風俗もヲタクも郊外の時代だと愚考するのですが。大儲けを目指す起業家の皆樣にはぜひにも挑戦していただきたく。気高く崇高なるひとつの魂が救われるためにも。

 ところで、水野久美は果たして馬賊でありましたかな。それまで一本も観たことのなき岡本喜八作品全40数本を通しで観てしまったため、頭の中がうにょうにょになっとります。
 じつはいまのいままで雪村いづみも女馬賊だったような気がしていたのですが、調べてみるとどうも違うようですな。我が事ながら、惚れ惚れするほど出鱈目なもんです。
 でも、皆さん魅力的で萌え萌えだから、べつにいいのです。ふふーんだ。

 
 
    


2001/2/3  自己同一性融解2

 昨日の件は早速の対応をいただきました。あめぞう2000に感謝いたします。
 これで絶望書店主人の小鳩のごとき小さな胸の痛みも少しはやわらぐことでありましょう。
 自己同一性融解のほうは己の力でなんとかせねばならぬのでしょうな。
 その己が無くなって困っとるというのに、なにかと難儀なことであります。


2001/2/2  自己同一性融解

 先週からあめぞうりんくに絶望書店が入っているようである。
 当店が開店した三年前にあめぞうはどんな段階だったかは忘れてしまったが、その手のアングラ系で話題騒然となって千客萬來てな運びになる目論見だったのがまったくアテがはずれ、当初はかなり苦しい闘いを強いられることとなった。これは絶望書店最初にして最大の誤算で、メディアというものを考えに考え抜いたつもりであった当方にとって、電網の難しさを痛烈に識らしめる顛末であった。
 今頃になって、あめぞうりんくなんてわりとお上品なサイトの集まりに入れられると、逆の意味でいろいろ感慨が湧いてくる。

 女性に「絶望しちゃったわ書店はちょっと近寄りがたいものがありました」とか云われて二重のショックを受けていたところだからなおさらのこと。これはやはりどう読んでみても、いつもの絶望書店は近寄りやすいということなのであろう。
 かなり以前から女性客のほうが多いという事態になってはいたが、絶望書店に抱くイメージの彼我の齟齬はなにやら決定的なものになっているようである。考えないようにしていたのだが、そもそも、この三年間やってきたことは盡くすべて間違いだったのではないかしらんと、近頃煩悶するようになってきた。

 ところで、あめぞうりんくというのはいかようなる仕組みとなっているのであろうか。観たところ、自ら参加を表明するか勧誘が来るかのいずれかの手順のように想えるが、当方にはどちらも当てはまらぬ。
 まあ、リンクは結構なことだし、うちは一切の権利を放棄しているのであるから、いちいち断りなどなくお好きなようにつかっていただいていいのではあるが、問題はここのロボットらしきのが一日に100回以上も表紙をつついてくるようになったことである。
 これまでいろいろウザウザのロボットはやってきたが、ひとつのページはせいぜい5回までであった。これはなかなか尋常ではない。
 無意味に廻るカウンターを観ていると切実に虚しい。自己イメージが融解している刹那、この空虚なる攻撃はなかなか身に応える。
 三年前から黒バックでやってきたはずなのに無視されているのも、寄って立つ場を模糊としてぐらつかせる。ひょっとすると、黒く観えているのは当方だけなのかも知れぬ。ひとの眸には花柄に観えているかも知れぬ。
 早朝にしか更新しないはずの当店が違う時間に更新したことになってるし、すべてがなんかの間違いのような気もする。

 絶望書店は速報性など微塵もないし、更新さえ毎日はやってないので、一日に一度にしてはもらえぬものかのう。
 傷つきやすいお歳頃の絶望書店主人からのお願い。
 


2001/1/28  寿司屋のアナゴ

 近頃は回転寿司が主流になったせいかあまり聞かなくなりましたが、「寿司屋のアナゴ」なんて云い廻しがありました。手間が掛かっていて味の違いのはっきりするアナゴなんかの煮物を食べると、その店の良し悪しが判るとかいう蘊蓄です。なんでも昔は玉子だったのが、よその業者から仕入れるようになったためアナゴに変わったのだそうで。
 あたしが不思議だったのは、店の良し悪しなんてのは普通のスシを食べれば判るはずで、普通のスシを食べても味の違いが判らない味音痴の方が、その店の腕を識ることにどのような意味があるのだろうかということでした。

 こういうよく判らないモノサシを持ち出す方は、本の世界にも結構います。
 「句読点が多いと悪文」だとか「漢字が多いと悪文」なんて云う方もいます。文章の良し悪しなんてものはその文章を読めば判るはずで、句読点や漢字の数なんていう学者犬でも判るような問題に還元する必要はないはずです。読んでも判らない文章音痴の方には、そもそも文章の良し悪しなんて関係がないはずなんですが。

 「オリジナリティー」なんてことを云う方もいます。
 作品の良し悪しはその作品を観れば判ることで、どれとどれが似ているかなんて警察犬にでも判る問題をわざわざ出してくるのは、つまり読んでも判らない味音痴だという告白なんでしょう。
 「リアリティー」なんてのも似たようなもんだと想います。作品の良し悪しが判らない味音痴の方が、しょうがないからすぐに観ることのできる身の回りの<現実>とかいうのと照らし合わせて似てるか似てないかという吟味をするのでしょう。警察犬並みの頭でも、いや、近所を散歩していて<現実>に通じているつもりのそこらの飼い犬でもできることですから。
 そもそも、こういう味音痴の方々は本なんて読む必要がないはずなんですが。

 しかし、寿司屋というのは味音痴なのに味を語りたがる不思議な方々で保っているところもあります。
 こういう方々には「テーマ」だとかなんだかの判りやすい味のネタを、業者からでも仕入れて出しておけばいいのです。いまだに最初に玉子を食べるのが通だなんてことを云う方がいて、このような方々にはどうせ何にも判ってないのですから。
 「オリジナリティー」や「リアリティー」なんてことを云う方がいれば、「ああ、味音痴なのに精一杯背伸びしてこの業界を支えてくれてるんだな」と適当にあしらって、本当の食通には本物の味を出していただきたいもんです。
 創り手が「オリジナリティー」や「リアリティー」が味の決め手なんて想い込むようになったらお終いです。くれぐれもそんなことのなきように願いたいものです。


2001/1/19  ニジンスキー式読書法 2

 ニジン式読書法の流体速度が遅かったようなので、倍の速さにしてみました。
 うちのでは充分に速いのですが、このプログラムではマシン速度によって違ってきたりするもんなのでしょうか。動く原理がまったく判っておりません。
 そうそう、IE4とネスケ4以上で動作することを表示するのを忘れておりました。読むことの適わなかった諸氏には、大変失礼いたしました。



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