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絶望書店主人推薦本
 
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2004/9/28  <メディア循環>は誰が起こすか?

 面倒だから原文は読んでないのだけど、ここにある日本語解説の部分だけ見ると、ティム・オライリーがこれからのオープンソース・コミュニティに期待することは、以前にあたしが2003/7/26 <メディア循環>は起こっているのか?に記したようなもんらしい。
 まあ、そうだろな。たぶんあたしが識らないだけでこんなことは前から云ってたんだろけど、あちらの動きを紹介する方々はこういう部分をしっかり日本語化してくれんと横文字に弱いあたしが困る。

 <メディア循環>は、いよいよいつ起きるかではなく誰が起こすかの問題になってきたということだ。いや、大企業が起こすのなら本質的な循環にはならんと云ったほうがよいか。
 レッシグの新しい本でこんなことは論じられているんだろうか。杉並図書館にはいまだに入らないので読んでないのだけど。もう、みなさん飽きてしまってリクエストも出しておらんのだろうな。いくら杉並図書館の予算が減らされたとは云え、あの手のかしこそうで新しそうな本は2人もリクエストを出せば入るでしょうから。
 コンテンツの自由の確保を最優先させなければいけないなどという風潮を一時的にもせよ広めて、流通経路、つまりメディアの自由の確保の重要性から眼を逸らせていたので、これは良い傾向ではある。まさしく、あれこそスーツの手先だった。

 ソフトがコモディティ化(どこでも手に入るありきたりの日用品化)して、かつてハードの世界でデル社が自分では何も作らずにどこでも手に入る有り物の部品を買ってきて組み立てただけで最強のパソコン会社になったようなことが起これば、たしかにオープンソースでソフトなんか作ってても力と自由は確保できない。メディアのほうを抑えなければ。
 グーグルにすべてを握られたら、発生する問題はグーグル八分なんて皮相的なことだけでは済まなくなってくる。
 しかし、解説を読む限りでは、オライリーはお友達帳や予定表を確保しろと云っていて、これはまあ巨大企業に自分のデータを渡さない守りの姿勢としては判るけど、攻めていってほんとにメディアを抑える武器としてはしょぼ過ぎる。コンピュータープログラムがコモディティ化して、メディアを抑えるとなると、やはりコンテンツが重要になってくる。レッシグもここまで踏まえたうえでコンテンツのことを語っていれば評価できるのだが。
 あたしは一応そんなとこまで考えて、よそさんのところのデータ作成に掛かりっきりになっているのだけど、考えてみれば絶望書店主人にしかできない絶望書店の構築をほったらかして、誰にでもできるはずのデータ作成をやるというはおかしな話で、これはメディアの重要な要素であるシステム運用の問題と関わってくる。うまく人を操れていないということで。
 オライリーはオープンソース・コミュニティに「ソーシャルソフトウェア」をP2Pでやれと云ってるけど、これはつまり運用の問題はうまい具合にスルーしろということなのか。運用がなくてメディアが成り立つのか。メディアとはハードやソフトのように使われなくても一応そこに存在する物体ではなく、人々を動かしてこそ初めて成立するものではあるのだが。
 利用者も身内ばかりなら、それはメディアではなくて大企業から逃れるためのシェルターに過ぎんが、そんなものをイメージしているのだろうか。

 iTunesミュージックストアができる前に既存のレコード会社だけではなくオープンソース・コミュニティなんかもあの手のものを成立させられなかったのは、コンテンツの問題も大きいけど、運用の問題も大きいと想われる。
 いまだにiTMSに期待を抱いている輩ばかりだし。既存のレコード会社よりもうまくやる分だけやっかいな存在になるはずで、上陸していない日本は今こそ千載一遇のチャンスのはずなのだが。

 ところで、1年前にオライリーがソフトのコモディティ化についてぶちあげた時、スラッシュドットでのそれに関する議論を読んだんですけど、将来的なソフトのコモディティ化はおろか、すでに起こったハードのコモディティ化についてさえみなさん本質を理解していないみたいでびっくりしました。ここは一応プロのプログラマーやオープンソース・コミュニティに属しているような方のいるところだと想っていたのですが、日本のレベルというのはこんなもんなんでしょうか。あたしがスラッシュドットを読んだのはこの時だけなのでよく判らんのですが。
 同じ頃の2ちゃんの厨房が集まるような板での議論は、さすがにハードのコモディティ化くらいはきちんと踏まえて展開されていたのですが、どうなっているんでしょうか。