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絶望書店主人推薦本
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!

※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。



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2004/8/29  恋するヘモグロビン

 『FEEL YOUNG(フィール・ヤング)』8月号から連載の始まった未映子のまんが「“キ”印のおんなたち」は1回だけで打ち切りとなってしまいました。
 出版関係から探りを入れてみたのですが、あの雑誌はシュークリームという有名な編集プロダクションが編集をしているけど、編集長だけは詳伝社の人らしく、この人が直接に未映子を担当していたらしい。タイトルについても当然編集長のOKをもらってなんの問題もなく掲載されたのに、販売後にかなり上のほうからクレームがついたらしい。
 連載を切るだけでなく、いま出ている次の号にもお詫びなどが載ってるわけでもなく、まったく無かったことにしたいらしい。どうも、対応を見るに、やっぱりコンビニに眼を付けられるのが怖かったのか。
 これは完全に出版社側の責任で未映子に落ち度があるわけではないのに、なんのフォローもないらしい。まったく仁義に反するな。

 腹が立ったので、全然関係ないけど、月刊ソングスに連載されている未映子の詩と絵をこちらのページにアップしてみました。
 未映子の詩は素晴らしいけど、このへんてこな絵が付いてないとやっぱりいかんな。みなさん玩味してみてください。「恋するヘモグロビン」とかたまりません。
 ドレミ楽譜出版社の月刊ソングスはあんないいかげんな編集の雑誌とは違って、こんないま最高に藝術的な連載があって、そのうえに未映子の文章がもう1ページ添えられていて、さらに素晴らしいですからみなさんでこぞって購入いたしましょう。500円ですから絶対に損はありません。
 アップしたバックナンバーはたぶんもう売り切れていると想います。一応はそのへんも気を遣っています。確かめたわけではありませんが。
 未映子日記のほうは目的を達成するまで何があっても続けますが、このソングスの詩と絵は申し入れがあれば速やかに撤収します。

 ついでに、未映子のライブ映像(公式サイト直リン。RealPlayer)。12分半もある!時間のない方は8分からの「悲しみを撃つ手」だけでも聴いてみましょう。
 日本のメジャーレーベルでこれだけまるまるウェブで流している例はほかにあるのでしょうか。じつにいいことです。