『お染の七役』が12/28(日)22:00-00:45教育テレビで放映されます。
こんなに早くやるとは観に行った者は値打ちがありませんが、ぜひ観て玉三郎のぞくぞくする悪女ぶりと、団十郎のぞわぞわする小悪党ぶりを堪能してください。
とくに団十郎はたまりません。客にも大受けで、玉三郎は結構喰われておりました。
団十郎の大根役者ぶりは大らかで歌舞伎的で最高です。深刻な義太夫物なんかはもひとつですが、こういう脳天気な役にはぴったりです。
タニシの木の芽和えを喰いたいもんです。あれは原作にも出てくるので、昔は実在した食い物だと想うのですが。いまもどっかにありますかね?
吉田玉男の特集が12/27(土)23:00-23:30教育テレビで放映されます。好き者は見逃すことなきように。
玉三郎と仁左衛門に団十郎が絡む『三人吉三』を、2月に歌舞伎座でやるという話があります。しかも、玉三郎は初役のお嬢吉三!
うーむ。歌舞伎座の予定は変わることがあるのでまだ信用できんが、それにしてもこいつはすげえ貌ぶれだな。チケット取れんのかね。
※2015/05/19追記
北大路魯山人が『魯山人味道』で、こんなことを書いてるようです。
「その次に木の芽和えがある。白味噌に木の芽を入れ、すり合わしたものに、たにしを和える。これも関西方面では日常茶飯として行われる。いかの木の芽和えなどに比して一段としゃれた美食である。この方が玄人食いだと言えるであろう。」
私は関西でこんな食い物は見たことないですね。どこ行ったら喰えるでしょうか。
ちなみに、魯山人はタニシが大好物でしたが、タニシの寄生虫で死んだという話は眉唾だそうで。