絶望書店日記

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絶望書店主人推薦本
●女の子向け

 
『炎の女 伊藤野枝伝』

岩崎呉夫 昭38年初版 七曜社 カバー痛み 2000円
伊藤野枝の28年間の無茶苦茶な人生も凄いけど、それ以上にこれは本として実に良くできている。とくにラストは胸締め附けられる!!女子読むべし!!


●男の子向け

 
『ニューヨーク武芸帳』

坂本正治 昭51年初版 中央公論社 並上、少カバー痛み、帯 2000円
坂本正治の痛快本!!前途渺茫たる学生さんには殊に強く推奨いたします。男子読むべし!!売切れました。


●言葉に戯れたい人向け

 
「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」
三島由紀夫『小説家の休暇』『裸体と衣裳』をも越える多彩なる思索日記。うねうねとたゆたう独特の文体もたまりませんです。



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2003/2/8  これからがおもしろいのに

 2ちゃんねる研究を初めとして2ちゃんウオッチサイトが立て続けに閉鎖となっているようです。The Battle Watcher ANNEXによると2ちゃんがおもしろくなくなったというのが要因のひとつであるらしい。
 これからいよいよおもしろくなってくるかもと想っているあたしは、世間様とは違うものを視ているのだろうか。

 最近の2ちゃん周辺の動きとしては、夜勤氏がIPを売っていてしかもそのIPからメールアドレスを探られてスパムが送られてくるとかいうよく判らん話を2ちゃんに近いジャーナリストの方がぶち挙げたことにより、またもやひろゆきと切込隊長のケンカになったり、そのジャーナリストの方のお仲間が2ちゃんねるインサイドリポートとかいうのを発表したりしております。
 インサイドリポートのほうはひろゆきによると

    
219:ひろゆき ◆3SHRUNYAXA :03/01/11 06:24 ID:kSb7xo24
おいらの知る限りで、3誌に持ちこんで断られたわけですが、
ガセネタをつかまされる出版社はいなかったということかと。

あ、4誌だ。

 ということのようで、つまり2002/8/20 飛鳥を殺されたのは貴様もか?!で記したマスコミからの攻撃が開始されるというwMwMpfeL氏の予言はこのことだったのですな。
 IPからメールアドレスが判るなんてのは論外として、インサイドリポートのほうも2ちゃんによく書かれていることを纏めただけで新味がないし裏を取ったぞということでもないので、なんの内容もありませんな。ボツったのがこの文章で仄めかされているように2ちゃんとマスコミの力関係によるのか、たんにレベルが低すぎるからなのかさえよく判らない。
 どうせ仕掛けるのならせめて反応から何んらかの情報を読み取れるレベルにはしてもらいたいものです。裏事情に詳しい方たちは相変わらず自分たちは裏事情に詳しいぞということしか仰いませんし。
 まあ、上記の動きはくだらないものですが、wMwMpfeL氏の想いと合わせるとまた違った妙味があります。wMwMpfeL氏が仕掛けたにせよ、そうじゃないにせよ、切ない話であります。あたしも騙された甲斐があったというもの。
 一連の動きとwMwMpfeL氏の発言を絡めた分析がひとつもないのはまことに困ったことです。あたしみたいな者がわざわざ書かなくてはいけなくなってしまう。

 こんな動きの裏で裁判なんかの問題もあって、2ちゃんはいよいよ終わりという見方とまだまだだらだら続くという見方がややこしく交錯しているようで。閉鎖した2ちゃんウオッチサイトは、どっちかというと沈まないと判断したからこそ船から逃げ出しているように見えます。こういうサイトは電波2ちゃんねるなんかがあればもともと必要ないのでしょう。
 これからは新たな形の2ちゃんウオッチサイトと新たな2ちゃん分析が望まれております。いや、あたしが必要としております。
 一番確かな指標である紙屋の需要予測では出版業界はこれからまだまだ落ち込むそうで、一方で2ちゃんはやっとこれからおもしろくなりそうで、メディアの先行きはなかなか明るいとあたしは想っております。

 まことにとーとつですが、あの関西人の心のふるさとパルナスが1年前に消滅していたことを先日初めて識りましていささかショックを受けております。
 パルナス非公式ホームページによると数年前から順調に凋落の道を転がり続けていたようで、それを何年間も見詰め続けていた人々がいたのですな。
 滅びの美しさを克明に記録した文章を読んでいて、識らなかったのはまことに残念なことだと悔やんでおります。もっとも、識ってたとしても実際に潰れるまでは興味をそそられることはなかったような気もしますが。同じものを前にしても何年にも渡る緩慢なる進行中の動きは視える者と視えない者がいるのです。
 そもそも、関西で日曜の朝に虫プロアニメの再放送なんかとともにコマーシャルを見ていた者でないとパルナスなんて云われてもなんのことやら皆目判らんでしょうし。選ばれた者にしか視えないものがある。
 そう云えばあたしも創業者自らが創ったというあのCMは大好きだったのにパルナスのおとぎの国のロシアの甘いお菓子をぐっと噛み締めたことは一度もないような気がする。うーん、メディアとは何ぞ哉?
 3月には加西市でパルナス展が開催されて創業者自らによる手造りのピロシキを出す計画もあるらしい。新幹線に乗って行くべきかどうかいま真剣に悩んでいる。うーん、メディアとはいったい何ぞ哉?

 進行中の動きを視逃すようなことがあってはいかんな。一部のパルナス愛好家やwMwMpfeL氏だけに歴史の立会人を独占させておくにはあまりに美味しすぎます。



『ダルタニャン色ざんげ』を発見せよ