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『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2002/5/3  ホンジュラス未だ扉を開けず

 今回のワールドカップであたしが一番楽しみにしていたのはホンジュラスで、絶対出てくるだろうと想っていたのに最後の最後で予選敗退し、オランダの敗退以上に残念至極でありました。
 君はコパ・アメリカを観たのか!?で記したように開幕前日という無茶苦茶な日程で出場辞退したアルゼンチンの代役として急遽南米選手権に招待されたホンジュラスは眼を瞠らせる大活躍で、強いだけではなく素晴らしく華麗なる自由奔放サッカーを披露し、われわれ日本人だけではなく南米でもまったく識られていなかったらしく大きな衝撃をもって迎えられ、2001年度FIFA最優秀チームにも選ばれたようです。
 特殊な情勢下という限定はありつつも、それは全盛期のブラジル、強いときのオランダを彷彿とさせると云っても過言ではなく、なにせ去年の夏にまさしく彗星の如く突如として姿を顕した国ですから若々しさと溌剌さを併せ持ち、それらの伝説のチーム以上の驚きさえもたらし、ひさしぶりにほんとにおもしろいサッカーとは何なのかを示してくれたのです。

 W杯を前にしてヒストリーチャンネルでもサッカーの歴史をかなりまとめて放映しておりまして、黄金のカルテットを擁した全盛期のブラジルが勝てなかったことによりそれ以降は負けないことのみ追い求める詰まらないサッカーが世界の趨勢になってしまったとジーコも嘆いておりましたが、今回オランダが予選敗退したことでますますその傾向に拍車が掛かるやも知れず。
 今年のワールドカップではホンジュラスが大旋風を巻き起こしてそんな流れを嘲笑ってくれると期待していたのですが・・・・。うーん、返す返すも殘念無念。
 昔からとかく不透明な噂の絶えない北中米予選ではありまして、最終戦で大敗するとは・・・・。うーん、云っても詮ないことか。

 きのうの日本VSホンジュラスは注目していたのですが、日本の守りがへぼへぼで簡単に突破をゆるすためホンジュラスの意表を突く華麗なる展開がほとんど観れませんでした。
 こんな出来のホンジュラスでも結構驚いた人が多いようで、去年のコパ・アメリカを観た諸氏はほんとに限りなくゼロに近いんですな。ほんもののホンジュラスはこの10倍は華麗でおもろいんだぞ!!!!WOWOWはコパ・アメリカのブラジルVSホンジュラス戦を再放送しちくれ!!!!干涸らびた現代サッカーを原始人の奔放脳天気サッカーが粉碎したようなそれはそれは胸のすくゲームだったのよ!!!!
 救世主ホンジュラスが来迎しそこねたことで世界のサッカーは4年分停滞してしまったような気がする。問題は4年後のホンジュラスにいまの強さ若さ華麗さおもしろさが残ってくれているのかということなんだが、なんかヨーロッパのチームにかなりのメンバーが引っこ抜かれたようで、いささか不安。

 ほんとは日本がこんなサッカーを展開してくれたらいいんだけど、この先未来永劫、胃の痛くなるようなサッカーを続けるんであろなあ。
 いまテレビ埼玉で『赤き血のイレブン』の再放送をやってて、『巨人の星』なんかで観る野球はほとんど今と一緒なのにこの30年の日本サッカーの進化はSF並の凄さであることを再認識させてくれるんだけど、なんか根本的な処は変わってないような気も。まったく先の読めないストーリーの破天荒さでは『赤き血のイレブン』のほうがホンジュラスに通ずるものがあるし。
 ひとりホンジュラスで成果も挙げてる梶原一騎てのはつくづく大したもんだなあ。