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『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2004/5/31  分割して統治するかされるか

 なんか妙な話になっとりますな。
 あたしなんかがこんなことわざわざ云うまでもなく、Winny裁判はベータマックス裁判だというような話が中心になって、βの開発者を呼ぶとか、あるいは業績もブランド力も凋落の一途の家電メーカーの、爲す術もなく思考停止に陥っている可哀相な会長さんに、先端的な技術を支援するのが先端的な若者を惹き附けるブランド復活戦略のただひとつの残されし道ですよとうまい具合に騙くらかして証言させるとか、そういう方向に行くと想っていたのですが。
 Winny関係はあんまりにも言及が多いので見て廻る気力はありませんが、単純に「ベータマックス裁判」「ベータマックス訴訟」で検索した限りでは、今回の件と結びつけて話題にしている方はほとんどおりませんな。
 ナップスター裁判のときは明確に結びつけられて、その流れで米国家電協会もナップスター支援に廻りました。技術や機会をユーザーに提供することが法律違反になってしまっては自分たちが困ってしまうわけですから。
 また、家電メーカーはコピーガードがきつくなるのは自分たちの儲けにマイナスになることくらい判っておりますから、べつに落ち目のところだけではなくどこでもきっかけさえあれば支援側に付けることもできるはずなんですが。ベータマックス裁判に負けていたらいまごろどんなことになっていたかも判ってるはずですし。
 著作権が大事ということと、技術の開発者の逮捕は困ると主張することとはべつに矛盾することでもありませんので。技術が売りの企業ならごくまっとうなる主張にしか過ぎません。

 開発者の逮捕のときに、あたくしなんかはベータマックス裁判のことしか想い付かなくて、著作権やウェブの自由なんてな話はまったく脳裏に浮かびませんでした。猥褻のような形而上学的な裁判とは違うわけですから。ですから先回りしてその手の話を批判するなんてのは、特定の学者に含むところのある人々の勘繰りのようなもんだと想っておりましたが、そうでもないのですかな。
 ウェブ上でいろいろ云ってるような方々ももうそれなりにいい歳で責任を果たさねばならないような立場にもいるんでしょうから、少なくとも家電メーカーのトップにいろいろ吹き込むことくらいはできるはずなんですが。
 家電メーカーがレコード会社なんかを傘下に持ってる日本の場合は、ほんとは話が早いはずなんでして。最近日本ではじまったような音楽配信システムでは自分たちも儲かるはずがないことはさすがに親会社のほうは判っているでしょうし。コンテンツは家電を売るための道具でしかないのなら、家電メーカー以外の弱小産業のごく一部のスーツがあたかも全体をコントロールするかのような現在の状況はありえないはずで。
 要はスーツにもいろんな立場があって、弱いところ味方に引き入れやすいところを突くなんてな話になんでならないのかが不思議なことでして。一番頑迷なところに眞っ正直に文句を云うみたいなのばっかりというのはどうも。
 まず、創作者とスーツをきっちりと離反させて、その上でスーツ同士を離反させて、分割して統治するのが賢明なるユーザーであろうかと。現実には少数のスーツによって、創作者とユーザー、ユーザーとスーツ、そしてユーザー同士が分割して統治されてるという情けないことになっております。大してうまい戦略でもないのに、いとも簡単に乗せられている。

 これはもちろん個別の裁判の行方とは直接関係のない話で、逆に裁判を梃子にもうちょっと大きい範囲の流れを形成する話でして。実際の裁判は幇助がどうしたとか細かい話で専門家に任せるしかありませんので、支援しようなんてな人はほかにいろいろやれることはあるわけで。
 もっとも、その裁判の専門家のほうも経団連なんかに文章を送るなんてな迂遠かつ反対陣営の働きかけをわざわざ先廻りさせるようなことをやってるようで、だいじょうぶかいなとも想いますが。
 こういうもろもろを前提としたうえで、もし47氏が高邁で形而上学的な法廷闘争を望んだりするのなら、それはまったくの自由で。そもそも、確固たる信念を抱いた者にとって逮捕だの有罪だのは死刑にでもならない限りは大したことではありません。大阪有線の如き無茶苦茶をやれないまっとうな企業なんかが困るだけのことでして。マスコミの方々はまっとうな企業のトップからコメントを取ったりしてないのでしょうか。
 落ち目の家電メーカーはなんかの間違いでまた復活することもあるやも知れませんが、あの会長さんだけはもうほんとにこんなことしか有終の美を飾る道はないと想うのですが。人は史上最低なんて称号が死ぬまでまとわりつくよりは一発逆転を狙いたくなるもんだと想います。史上最高の経営者がやったこととなにほどかのえにしがあるのならなおさらのこと。

 ところで、ウェブ上では大阪有線についてこのページよりも詳しいところはないみたいですけど、誰かまとめておいてもらえませんかね。とくにJASRACとの攻防戦のあたりをよろしく。

 さて、あたくしはと申しますとiTunesミュージックストアあたりの中途半端なものでお茶を濁されては困るところで、もっと根源的な<メディア循環>を起こすために事態が悪化するのは結構なことだと想っております。なかなかいい具合に進行していて、なんにもしないでただ眺めております。