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『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2003/7/26  <メディア循環>は起こっているのか?

 ティム・オライリーの云ってることはソフトウェアがこれからどうなるかという分析としては判らんでもないけど、それでオープンソースコミュニティーはどうすべきであると云ってるのかは判然としない。
 あたしなりに解釈してみると、アップルが始めた音楽配信システムのようなことをこさえて個人でも簡単に作品を発表して対価を得られるように運用しろと云ってるように聞こえる。絶望書店日記でくどくどと吹いてることに引き附けた曲解に過ぎんか。まあ、オライリーと同じ意見である必要はないからいいけど。

 べつにアップルがあのシステムを使って個人も音楽配信をできるようにしてもいいし、米アマゾンなんかはすでに個人出版の電子本なんかを販売していたような気がする。しかし、やはりこれらの企業のやってることは既存のレコード会社や出版社の延命にしかならない。もっと明確に既存のレコード会社や映画会社や出版社の囲い込みに対抗する流通チャンネルがあってもよいのではないのか。
 5月31日 間抜けなレッシグを黙らせろ!に記したように現在の最大の問題は<スーツ権>の拡張であって、スーツと創作者を分断させることで大概の問題は解決する。『コモンズ』の問題提起からして急務なのは既存の企業に支配されずに個人でも自由に利用できる流通チャンネルを確保することであるはずなのだが、何故いきなり著作権をあんまり五月蠅く主張しないことを宣言しましょうなんてな話になるのかあたしにはまったく理解できない。
 レッシグは日本に来たときコミケに多大なる興味を示したそうだが、それはまんがやアニメのキャラ使用を既存の企業が默認しているという著作権の自由の観点からで、もっと重要であるはずの既存のものとは違う誰でも利用できる流通チャンネルが確立していることへの言及がないのはいったい何故なのか?誰もその点にツッコミを入れないのは何故なのか?
 レッシグはまたディズニーは既存の作品を利用してきたことばかりを強調するが、既存の映画会社のスーツ連中にしてやられた創作者であるディズニーが自ら会社を起こして自分の想い通りにできる流通チャンネルを確保したことへは注意を払っていない。ディズニーはやがて創作者たちを入れ替えの効く道具としてこき使うという最強のスーツへと変貌する。最適の仕組みなどは存在せず、このようなメディアの循環が重要なのだが、レッシグの世界観は時間軸のない固定的なもののようにあたしは見える。
 現在は既存の作品を利用云々より、このような循環がうまくいかずに新たなる流通チャンネルが立ち上がっていないことが問題なのである。その流通チャンネルがいままでのより優れているかどうかはあまり関係がなく、たえず新しいものと入れ替わる循環が<スーツ権>の肥大を招かないためにも大切なのである。

 もっとも、レッシグは法律家だからあくまで法律の範囲内である著作権にこだわって新たな流通チャンネルなどは己の管轄外と規定しているかも知れんが、あまりに皆がその言説に引きずられてやしまいか。
 クリエリティブ・コモンズに準拠した個人の無料音楽配信システムなんてのはあるみたいだが、レッシグ自ら商業がすべてを決定するなんてなことを云ってるくらいで、既存の企業に支配されない自由な商用の流通チャンネルを確保して、そこにプロの創り手をできるだけ数多く解き放つことによってこそ著作権の自由もインターネットの自由も世界の自由も確保できると想うのだが。
 スーツと関係のない処でいろいろやるより、スーツに明確に対抗しなければならない。ディズニーを批判するより、ディズニーの支配下に甘んじている創作者たちがスーツ抜きで対価を得ることのできるチャンネルを別に確立しなければならない。スーツとして正しい行動を取っているに過ぎないレコード会社や映画会社を非難するのなら、これがスジというものだ。
 イノベーションとはこういうことを指す言葉だと想うのだが。もちろん、創り手のなかにもスーツ以上に五月蠅い輩はいるから、著作権の話などはそのあとにゆっくりやればよい。
 オライリーの云ってるように世の中が動くなら、なおさらのこと。

 なお、あたしはオープンソースだとかレッシグの活動だとかどういうことになっているのか全然まったく識らないで適当に吹いているので、これは純然たる疑問である。
 すでにこんなことをやってるグループがあるのやらないのやら、アップルの音楽配信システムなんかが技術的運用的にどの程度難しいものなのかなど、お判りの方は懇々と教えていただければ。偉い人の言葉に対して詰まらん感想文みたいなのを綴っているよりは知識のない者のこういう疑問にお答えいただいたほうが幾分かは生産的なような。少なくともあたくしにとっては。

 ところで、ブーロドバンドのコンテンツ確保が大変なんてなことをよく聞きますが、ヤフーBBみたいに自らなんにも持ってない処は苦労してありものを買ってくるよりアマチュア集めて昔のイカ天みたいなことでもしたほうが安いし権利関係も簡単だし観る人も多いような気がするんですが。企画もスタッフもタレントも素人をオーディションで選んで、その選考過程もすべて見せるとか。つーか、こんな誰でも考え出しそうな安易な企画はすでに出ているだろうになんでやらないんですかね。はたまた、なんでこんなカラクリを誰も解説してはくれんのですかね。
 あたしが識らんだけか。有識者のみなさん教えてくださいよ。





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