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絶望書店主人推薦本
 
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2003/3/26  戦争の判定

 なんかまたどうでもいい情報だけが流れておりますが、絶望書店日記を御愛読の諸氏には今回の戦争の判定も依然としてサウジの行方で決まることは判っておりますでしょうな。
 米国はこれからもあちこちに手を出すことになりますが、ほかで多少失敗してもサウジに親米政権がある限り勝ちで、ほかですべて成功したとしてもサウジに反米政権ができると負けなんですよ。
 対イラク作戦は戦闘の勝敗や民主化が成功するかどうかではなく、サウジ革命への影響だけがすべてのポイントで、むしろ失敗したほうが良い場合もあるわけです。

 チューリングテスト戦争なんて適当なことを吹いても、まさか米国のあの方々がここまで観念的だとは想っておりませんでした。まるで日本で唯一のエリート教育を受けた高学歴集団である天保銭組とそっくりではありませんか。
 イラクの場合はまだいろいろと夾雑物がありますが、サウジの場合は相手がもろにイスラム原理主義となりますから、もう利権なんかはそっちのけで観念対観念だけの物語を巡る戦争となりそうです。観念的なエリートが利権を漁ってるだけなら可愛いものなんですが、本気で世の中をよくしようなんて考えたらろくな事になりません。
 かのラインバーガー博士は第二次大戦を終戦直後に振り返って、時代がひと廻りしてまたイデオロギーという宗教戦争に戻ってしまったと喝破しておられましたが、ここまで実際的な利益と関係ない不合理な戦争の時代の到来を予測していたでありましょうか。なにもわざわざ世界最大の油田の上でそんな頭でっかちな火遊びをすることもないとは想うのですが、世の中というのはそんなもんなんでしょう。
 まあ、さすがにサウジに先に米国のほうから手を出すことだけは留める人々がいるだろうとは想うのですが。はてさて。サウジがどっちに転ぶかだけではなく、サウジに手を出すかどうかが米国の政権内部の勢力争いや一般市民の心の動きを映す判定基準となります。

 あたくしのような輩には物語だけの純粋戦争というのは望ましいはずなんですが、残念ながらサウジが絡むとそうも云っておられません。石油がなくなると絶望書店も成り立たなくなってしまいますので。日本はサウジや米国がどっちに転ぼうが石油を確保するという実際的な利益の元に行動してもらわんとどうにもかなわん。サウジ革命から逆算して戦略を練ってる方が日本政府にもきちんといるとは想うのですが、なんか心配になってきたな。ひとりもいなかったりして。
 どちらか一方に賭けるようなことを云う方が多くて、しかもあたかもそれが戦略的な行動だと仰る方がいたりして困ったもんです。戦国時代なんかは二股を掛けるのが当然だったのに、なんでこんなおそまつなことになってしまったのか。一方に賭けるのがいけないと云う方も曖昧がいいとか云っておりますし。明確に一方を支持する派をふたつ用意して、裏目に出た場合はトップの首だけを斬れば済むというのが常識的な戦略でしょうに。英国は伝統的に外交がへたくそなんですが、さすがにこんな初歩くらいは理解しているようです。反戦運動を嗤っているような方もここまで判ってやってるならいいんですが。
 国連のお墨付きがあればこんな小細工も必要ないわけですから、国連というのはいかに便利な装置であるかが判るというものです。いまさら国連は幻想だなんて云う方がいて唖然としますが、天皇を戴く日本人でありながら幻想の偉大なる力が判らんとはなにごとでありますか。
 それにしてもサウジの情報はまったくないな。地道にサウジの反体制派MIRAのページでも読むしかありませんか。サウジの普通の人のブロッグなんかもあるとは想うのですが、あたしの能力では見付けられないし。MIRAの訳語さえ統一されていないみたいで、ほんとに大丈夫かいな。

 せっかく形而上学的な物語が展開しようとしているときに石油の心配をするとはさもしい話でありますが、日本はせいぜい北朝鮮脅威論なんてなすぐに化けの皮がはがれそうなちゃちい物語くらいで我慢するしかありませんか。
 現在の日本で物語を組み立てようとしている方々は天保銭組ほどの頭もないということでありまして、天保銭組は莫迦だ莫迦だと想っておりましたが考えてみればあれはあれでそこそこ偉かったのかも知れませんな。