絶望書店日記

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絶望書店主人推薦本
●女の子向け

 
『炎の女 伊藤野枝伝』

岩崎呉夫 昭38年初版 七曜社 カバー痛み 2000円
伊藤野枝の28年間の無茶苦茶な人生も凄いけど、それ以上にこれは本として実に良くできている。とくにラストは胸締め附けられる!!女子読むべし!!


●男の子向け

 
『ニューヨーク武芸帳』

坂本正治 昭51年初版 中央公論社 並上、少カバー痛み、帯 2000円
坂本正治の痛快本!!前途渺茫たる学生さんには殊に強く推奨いたします。男子読むべし!!売切れました。


●言葉に戯れたい人向け

 
「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」
三島由紀夫『小説家の休暇』『裸体と衣裳』をも越える多彩なる思索日記。うねうねとたゆたう独特の文体もたまりませんです。



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2002/10/25  森和代を映せぇ〜

 おとといBSでやってた『赤頭巾ちゃん気をつけて』は画質がなんかへんでしたな。全体的に暗いんではなくて黒の発色だけがおかしくて暗いシーンがよく観えない。先月、阿佐ヶ谷ラピュタであたしが観たときは自然に明るい画質でまったく違っておりました。
 社長さんも『北京原人』なんかで笑いを取ったり浮ついたデジタル戦略なんかを語る前に過去の遺産をきちんと活用せんかいと想いましたが、よく考えてみるとこっちは東宝か。
 あれ?なんでこの人がこの作品でデビューで主役をやったんだろ。あたしはいままで勘違いしてたな。当時はそんな呑気な関係を結べるような時代だったのかね。
 『北京原人』を企画した人がクビにならずに社長になるほうが不思議か。観てないのでよく識らんのだけど。

 テレビ放映を機に一大森和代旋風が巻き起こると期待していたのですが、この画質では如何ともし難い。最後などは森和代の貌がまったく見えない状態でした。ほかのシーンも魅力半減。阿佐ヶ谷ラピュタも珍しく若い者でいっぱいでいい流れが来ていると想っていたのに。
 この映画は女医さんも小林も中尾彬も原作を越えるほどのいい感じなのにまっくろけでぶち壊し。じつは放映直前まで検索でうちの画像にやってくる方が大勢いたのですが、放映が終わるとともにぴたっとやんでしまいました。個々のキャラだけが売りの映画だけに殘念無念。
 なんでこうなるの。いまさらライバル会社だからとかエロいシーンを隠すためでもないとは想うが。
 いまどきのとくにおしゃれ系とはまるっきり無縁の絶望書店も、森和代によって現代社会と良好なる関係を切り結ぶいい契機と捉えておりましたが、森和代をあくまで帰さないという闇の力の陰謀によってやっぱり過去へと潛航いたします。



青春を返せ