絶望書店日記

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絶望書店主人推薦本
●女の子向け

 
『炎の女 伊藤野枝伝』

岩崎呉夫 昭38年初版 七曜社 カバー痛み 2000円
伊藤野枝の28年間の無茶苦茶な人生も凄いけど、それ以上にこれは本として実に良くできている。とくにラストは胸締め附けられる!!女子読むべし!!


●男の子向け

 
『ニューヨーク武芸帳』

坂本正治 昭51年初版 中央公論社 並上、少カバー痛み、帯 2000円
坂本正治の痛快本!!前途渺茫たる学生さんには殊に強く推奨いたします。男子読むべし!!売切れました。


●言葉に戯れたい人向け

 
「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」
三島由紀夫『小説家の休暇』『裸体と衣裳』をも越える多彩なる思索日記。うねうねとたゆたう独特の文体もたまりませんです。



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2001/4/14  本についてのまとめの話

 どうも、しつこいですが皆さんを混乱させたままでもなんですので、最後にまとめ。
 結局、直販や個人出版を流しやすくしたりと、主に分業を排するような方向でいろんな手を使ってなんとか状況を活性化してもらいたいと考えているわけです。
 最初に流通の細かい話を出してしまったため話を混乱させましたが、それはひとつの手段であって、『蜘蛛男』の広告を手掛けたであろう編集者の、峨峨たる巒壑を踏み越えて何としてでも読者のもとへ本を届けたいという荒ぶる魂を受け継ぐ創り手が増えてくれたらそれでいいわけです。

 何故こんなことが必要かと云うと、世の中には読みたい新刊がなくて困っている輩がいるのです。読みたい本がないなんて偉そうに見えるかもしれませんが、読みたい本が一杯ある皆さんと比べると哀れなだけです。
 この点をご理解いただけないと話が判ってもらえませんな。
 古い本は読み切れないほどあって、いいと云えばいいのですが、それでもいろいろ足掻いてみるわけです。

 どうも、説明の順番が悪かったみたいで、皆さんに誤解を与えたようで恐縮です。
 読みたい新刊がなくて困っている輩にも心ときめかす本が出てくれたらそれでいいのであって、流通の話はどうでもよかったのです。



鬱だ、しのう