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絶望書店主人推薦本
 
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代



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2002/6/2  もろもろ意味無し

 キャンセル分が放出されてこれまでの苦労と比べたら嘘みたいに簡単にW杯のチケットが入手できるようなったのは1ヶ月前からで、開幕とともにさらに大量の放出があるだろうという予測は先週から立っておりまして、それを絡めた話を絶望書店日記にも一度書いたのですが、ボツを喰らってしまいました。
 チケットを欲している方々はあふれているのに何故かこの情報を識っている方はほとんどおらず、当方もあわよくばと考えたからであります。実際、開幕してからは入れ食い状態だったのに、きのうからあちこちのメディアで報道されたためにまったく繋がらなくなってしまい、意味がありませんでした。ただでさえ更新の少ない日記が減って時期を逸した後追いの文章になっただけで。
 強豪国は手を抜く予選リーグのなかで、あたしの趣味では最大の對決となるエムボマ+エトーVSデアイエを観る券はすでに持ってるので、じっと息を潜めて決勝トーナメントに照準を合わせていたのですが。日本戦の前はどうなることやら。

 W杯のチケットは本人限定受取郵便とかいうので送られてきたんですけど、これはわざわざ郵便局までこっちから行って身分証を提示しないと受け取れないそうなんです。それも一般の会社の社員証なんかは写真が貼ってあっても駄目で、ほかの書類とふたつ組み合わせないといけないらしい。官公庁や特殊法人の職員証ならそれだけでいいんだそうで、こんな差をつけるのは法律上どういうことになっているのかとも想いますが、またいまもっとも偽造が多い証明書はパスポートのような気もいたしますが、まあ古い時代の遺物なんだろと考えておりましたら、なんと去年からはじまったサービスなんだそうでして。
 謳い文句には「IT市場におけるニーズに応えるもの」なんてことが書いてありまして、これはやっぱり郵政民営化でも特殊法人改革でもさっさとやったほうがよさそうだというようなことを想い付くもんですな。わざわざこんな目立つ形で暗号鍵のやり取りをしている方はいるんでしょうか。ほかに利用者がいないからW杯日本組織委員会に出向している総務省役人がむりやり利用したのでしょうか。
 いろいろめんどいのでそのままほっておいたら、いったん戻って今度は書留郵便で送られてきてなんの証明もしないままに受け取れました。どうも組織委員会のやることはよく判りません。小学生には受け取る手段が最初から無い本人限定受取郵便の評判が非常に悪かったこともあったようですが。こういうことも想い付かない人々が存在することが不思議。

 以前に予想した以上に事態はいろいろ混乱してきたようですが、日本の組織委員会の間抜けさ具合がさらに混乱に輪を掛けております。韓国が早々に譲渡を認めたのに日本はいまだに原則禁止にこだわっていたりして。
 どうもこれも総務省的と申しますか内務省的と申しますか、できもしない管理をやりたがる体質から来ているんでしょう。韓国なんかは貌写真が登録されていて警官が携帯ですぐにチェックするなんてことをやっておりましたが、これはこれで恐ろしいもののまあ目的は達している。日本では総務省がチケットを受け取る方全員にわざわざ宣伝したように顔写真入りの社員証なんてパソコンでいくらでも簡単に造れるわけで、はたまた特殊法人の職員証にはパスポート並みの意味があるそうですから、チケットの名前と証明書の名前を一致させたとしてもなんの意味もない。ただ整理整頓が好きなだけの、まったくのままごと遊びです。
 英国の利権会社がチケットをうまく捌けないで日本の組織委員会が被害者面していることも、その昔、ナチスドイツとソ連が手を結ぶなんて地政学から考えたら当然想定しておきべきというか、むしろ一番ありそうな出来事に「欧州情勢は複雑怪奇」とか云って思考停止した平沼騏一郎の伝統を忠実に守っているかのようでもあります。
 チケットのチェックはすでになし崩しになっているものの、これからテロでも絡むようなことがあればますます混乱するでしょう。決勝トーナメントの組み合わせによってチケットはこれから放出が本格化するでしょうし、ダフ屋相場も定価を割っているようでいろいろ動いておりますから。韓国のチケットなんかはすごいカードもすでに定価の半額で転売されていて、パスポートなんか持ってたらあたしも逆上して破産していたような。
 なにをやってもテロリストさんは立派な身分証明書を持っているから意味はないような気もしますが。まあ、形式だけを整えて何かが起こったとしても責任逃れをするのが第一の目的ではあるのですが、それにしても子供っぽく、こういう内務省的子供っぽさが一番たちが悪い。2万円近い席を何万も空席にした赤字は誰が負担することになるのかは知りませんが。

 ところで、このチケットの印刷はほんとにパソコンでやったようにじつにちゃちいですな。絶望書店がせこいプリンターでせこせこ印刷している<絶望石>の袋とあんまり変わりません。まあ、インクをケチってないぶん、あっちのほうがカラフルでありますが。